他人からどう見られるかが気になるっていう感覚は広い意味で捉えると多かれ少なかれ誰しもが持っているもんだと思うんで、その事自体が深刻な悩みになっているという人は少ないでしょう。
ただ、他人の目を気にしすぎるという人は日頃から何かとしんどい思いをしてるでしょうし、自分が感じてる以上に常に心が疲弊しているかもしれません。
ということで、ここでは『他人の目を気にしすぎるという人』についてどう見らているかが気になる『相手』と『内容』について私見で推考していきます。
どう見られているかが気になる相手は誰か?
最初に述べたように誰でも他人から自分がどう見られるかという事は多少なりとも気になるもんでしょうし、特に日本人は良くも悪くも周りと足並みを揃えるという国民性があることから致し方ない側面もあると思います。
問題となるのは『気にしすぎる』という程度にあると思うわけで、先ずはどう見られているかが気になる相手について考えてみます。
例えば、自分が好意を抱いている対象の人や良い関係性を保ちたい思っている人に対して良く思われたいという感情はよくあることで、多くの人はそういった思考を持っているのではないでしょうか。
しかし、気になる対象がそれらの範囲のみならず、街中ですれ違う人などといった二度と会うこともないであろう行きずりのような赤の他人にまで及んでいるとなると、日常がしんどくなるのも当然といえば当然です。
更に中には自分が常日頃「嫌だな」とか「できる限り関わりたくない」と思っている人に対してまでも、自分がどう思われているかが気になってしまうという人もいるようで、ここまでくると心のモヤモヤが収まらず収拾がつかないハズです。
どう見られているか気になる内容は何か?
では他人を気にしすぎる人にとって、周りからどう見られているか気になるというのは『自分のどんな部分』なんでしょうか?
これは大きく分類すると、
- 容姿や服装といった外見上のもの
- 性格や能力など内面的なもの
- 身上や境遇といった社会的立場に関するもの
といった3つぐらいの要素になると思います。
どの要素に関しても共通するもんだと思いますが、他人に良く見られたいという思いから格好をつけたり見栄を張ったりだの、体裁が良くなるように振舞うことは誰しもあるもんです。
こういった行動も結局のところ他人からどう見られているかを意識しているからに他ならないのですが、大方の人はその事で日常的に頭の中がいっぱいになったり精神的に疲れるようなところまでは至らないもんです。
一方で気にしすぎる人は毎日の暮らしの中のさまざまなシチュエーションで、自分がどう思われているかが気になってしょうがないという思考でがんじがらめになって、心の平穏が保てずにしんどくなっているんだと思います。
全ての人から良く思われることはほぼないが、全ての人から悪く思われることもほぼほぼない
他人からどう思われているかを気にしすぎる人に解決策というか、少しでも心が楽になるアドバイスを贈るとすれば、
『全ての人から良く思われる人なんてほぼ存在しないけど、全ての人から悪く思われる人もほぼほぼいない』
ということが真理であろうし、そもそも
『あなたが思っているほど他人はあなたを見ていないし興味もない』
ということです。
ま、気にしすぎる人にとっては「そんな事は頭で理解しているけど、どうしようもないから悩んでるんですよ!」と思われるのかもしれませんが…
基本的に世間の多くの人は自分の事や自分にとって極々身近な人の事を考えるので精一杯なんで、そういった関係性に入っていないあなたの事をあなたが想像するほど気に掛けてなんていませんよホントに。
そんな人が存在するとすれば、よっぽどあなたに興味がある(好意がある)人か、もしくはよほど暇で退屈な毎日を過ごしている人だと思われます。